独立記念日に登頂「ウクライナに明るい日を」 在日大使館員、富士山頂で国旗掲げ誓う

 ウクライナの独立記念日で、ロシアによる侵攻開始から半年に当たる24日、在日大使館員が富士山に登頂した。登山を支援した町国際友好協会によると、登頂した大使館員は「戦争が始まって初めての独立記念日は特別」と、この日を選んだ意義を語った。御来光を拝み「ウクライナに明るい日が来ると信じている」と思いを強くしたという。

富士山頂でウクライナ国旗を掲げ、平和を祈る在日大使館員ら=24日午前5時10分ごろ(小山町提供)
富士山頂でウクライナ国旗を掲げ、平和を祈る在日大使館員ら=24日午前5時10分ごろ(小山町提供)

 大使館員と家族が23日昼に須走口5合目を出発した。本8合目の山小屋に宿泊し、24日早朝に山頂に到達して御来光を拝んだ。同協会の会員や町職員が同行した。
 同協会役員が6月に寄付金を届けるため大使館を訪問し、セルギー・コルスンスキー大使と面会した際、富士山の話題になった。その後、大使館から富士登山したいとの連絡があったという。
 同協会の渡辺洋三会長(73)は「独立記念日に祖国の平和を祈る気持ちに感銘を受けた。早く平和を取り戻してほしい」と話した。

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