「結婚は幸せ?」 絵本でジェンダー考える講座、浜松市中区

 浜松市はこのほど、絵本からジェンダーを考える講座「はままつジェンダーラボ」を同市中区のあいホールで開いた。参加者14人が絵本の登場人物からジェンダーバイアスの問題などについて考察した。

絵本からジェンダーを考える参加者ら=浜松市中区のあいホール
絵本からジェンダーを考える参加者ら=浜松市中区のあいホール

 静岡文化芸術大の林容子非常勤講師と、あいホールの池谷由美子さんが講師を務めた。お姫さまが登場するグリム童話と創作絵本の読み聞かせの後、参加者はグループに分かれて登場人物や物語の共通点などを分析した。
 参加者からは「眠っている人にキスをするのは性的同意がない」「結婚は幸せなのか」などの意見が出た。池谷さんは「絵本のジェンダー像などにとらわれず、自分らしい生き方やジェンダー平等を考えるきっかけになれば」と期待した。
 (浜松総局・金沢元気)

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