浜松・開成中ペア 2位入賞、ドイツ世界大会へ ロボット日本大会

 小中高校生がロボットの制御技術などを競う国際大会「第19回ワールド・ロボット・オリンピアード(WRO)」(実行委員会など主催)の日本大会決勝が28日、浜松市東区の浜松アリーナで開かれた。静岡県勢は「ロボミッション」の部で、開成中(同市中区)3年の渡瀬直音さんと鈴木佳至さんチームが同部ジュニア部門2位に入賞し、11月にドイツで開かれる世界大会への出場を決めた。

コースを走るロボットの動きを見守る浜松・開成中の渡瀬さん(右)と鈴木さん=浜松市東区の浜松アリーナ
コースを走るロボットの動きを見守る浜松・開成中の渡瀬さん(右)と鈴木さん=浜松市東区の浜松アリーナ

 全国から地区予選を勝ち抜いた約500人が参加した。数人で1チームを組み、ロボミッションの部や「フューチャー・イノベーターズ」の部などで技術を披露した。
 ロボミッションの部は自律型ロボットを使ってコースを走らせたり、物を移動させたりする速さや正確性を競った。当日配布される、加点基準などを記した「サプライズルール」などを基に改良や調整を行い、高得点を目指した。
 渡瀬さん、鈴木さんチームは、正確な動作などでライバルを抑え高得点をマーク。渡瀬さんは「安定技術など学ぶことが多かった。国際大会では改善して挑みたい」と意気込んだ。
 製作したロボットを発表して企画力や開発力などを競うフューチャー・イノベーターズの部では、同市中区の佐治由洋さん(浜松北高2年)と妹の愛美さん(静岡大付属浜松中3年)チームは入賞を果たしたが、世界大会出場は惜しくも逃した。

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