丁寧に洗米「親しまれる地酒に」 静岡平喜酒造、今年の仕込み始動

 静岡平喜酒造(静岡市駿河区)は13日、同社の酒蔵で今年の酒造りをスタートさせた。初日は、こうじなどを作るために酒米を丁寧に量り、洗米作業を行った。戸塚堅二郎社長(35)は「地酒として親しんでもらえるものを作りたい」と意気込む。

洗米作業を行う従業員=静岡市駿河区の静岡平喜酒造(同酒造提供)
洗米作業を行う従業員=静岡市駿河区の静岡平喜酒造(同酒造提供)

 同社は2012年に創業した新しい酒蔵。アルコール添加をせず、酒米とこうじ、水だけで酒を作ることにこだわっている。酒米には県産「誉富士」、水は同区の安倍川の伏流水を使用した。
 洗米作業は酒米が水分をどれだけ吸ったかを管理しながら行った。戸塚社長は「酒造りの技術が出来に直結する。多くの人に地酒の魅力を知ってもらいたい」と頰を緩ませた。

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