音楽通して交流 グラミー賞歌手のマーティンさん 掛川・ねむの木学園4年ぶり訪問

 米国のグラミー賞受賞アーティストで輝くかけがわ応援大使のスキップ・マーティンさんが15日、掛川市上垂木のねむの木学園を4年ぶりに訪問し、学園生約70人と音楽を通じて交流した。

マーティンさん(左)の歌に合わせて手拍子をする学園生=掛川市上垂木のねむの木学園
マーティンさん(左)の歌に合わせて手拍子をする学園生=掛川市上垂木のねむの木学園

 マーティンさんは自身が所属していたバンド「クール&ザ・ギャング」の曲など9曲を披露。歌いながら学園生と握手したり、ダンスをしたりして会場を盛り上げた。学園生の「アメージング・グレース」の合唱に合わせてトランペットを演奏した。2020年に亡くなった学園創設者の宮城まり子さんの墓参りにも行った。「学園生の歌は素晴らしく鳥肌が立った。まり子さんの偉業を伝えていきたい」と語った。
 ねむの木こども美術館館長の本目力さんは「マーティンさんがまり子お母さんとねむの木学園を覚えてくれていてうれしかった。今後も心と心の交流を続けたい」と話した。
 マーティンさんは掛川市職員とマネジャーが知り合いだった縁で2017年、応援大使に任命された。これまで掛川・新茶マラソンの開会式や市内の小学校を訪問している。
 (掛川支局・伊藤さくら)

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