三ケ日「青みかん」商品開発や展望紹介 浜松の企業、市長を訪問

 浜松市北区三ケ日町の地域振興に取り組む株式会社「ブルーレイクプロジェクト」の7人が16日、市役所に鈴木康友市長を訪ね、「三ケ日みかん」の生産過程で摘果、廃棄される「青みかん」を使った商品開発など日頃の活動や今後の展望について報告した。

鈴木市長(前列右から2人目)に活動を報告するブルーレイクプロジェクトのメンバーら=浜松市役所
鈴木市長(前列右から2人目)に活動を報告するブルーレイクプロジェクトのメンバーら=浜松市役所

 面会は、市長と市民が会食を兼ねて意見を交わす「チャット!やらまいか」の一環。カレーライスと同社の「三ケ日青みかんスカッシュ」を口にしながら会話を弾ませた。
 共同代表の岡本和久さんが「地域に根差しながら活性化を目指したい」と伝えると、鈴木市長は「青みかんの活用分野は徐々に広がり、活動は進化している。まちづくりへの熱い思いも分かった。官民連携で取り組みたい」と答えた。
 同社は年間3万6千トンが廃棄される青みかんに着目し、酸味や健康成分を生かしてビールやシャンプーなどを商品開発した。「遠州織物発祥の地」とされる初生衣神社を通じ、絹や織物の歴史文化を次世代に継承する活動も行っている。メンバーは本業の傍らで各事業に取り組み、収益の地元還元も見据える。
 (浜松総局・宮崎浩一)

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