悪戦苦闘も米収穫 湖西で「今川こども自然クラブ」
湖西市の今川こども自然クラブは17日、同市大知波の「おちばの里親水公園」近くの棚田で稲刈りを行った。クラブ員の児童13人が参加し、自分たちで苗を植えて育てた米の収穫を喜んだ。
石垣で作られた棚田は同公園から徒歩10分ほどの山中にある。約50年間放置されていたが、10年ほど前に地元住民グループ「湖西フロンティア倶楽部」が再整備した。児童は5月に田植えを実施。この日はぬかるむ足元に悪戦苦闘しながらも、鎌を使って約300平方メートルの範囲に育った稲を刈り取った。収穫した稲は背負子(しょいこ)に乗せて下山した。
稲を干した後は10月に脱穀し、11月に「新米を味わう会」を開く予定。新居小6年の見山駿輔君は「体力を使ったけど楽しかった。将来こういう仕事をしてみたい」と汗を拭った。