保存食で防災考える 静岡大付属浜松小 児童、備えの大切さ学ぶ

 浜松市中区の静岡大付属浜松小は21日、保存食の試食を通じて防災について考える授業を校内で行った。3年生約70人が日ごろの備えの大切さを学んだ。

水で復元したアルファ米を食す児童=浜松市中区の静岡大付属浜松小(写真の一部を加工しています)
水で復元したアルファ米を食す児童=浜松市中区の静岡大付属浜松小(写真の一部を加工しています)

 アルファ米を開発した尾西食品(東京)の担当者がオンラインで講師を務めた。炊いた米を急速乾燥して作られているとの製造工程の説明や、災害時に対応できるよう普段から食べ慣れておくことの大切さなどを伝えた。
 児童の「なぜ長期保存ができるのか」という質問には、「米の急速乾燥で滅菌・抗菌ができているから」などと回答していた。
 授業後、水で復元した「たけのこご飯」を試食した有田智幸君は「おいしかった」と笑顔を見せた。江間よつ葉ちゃんは「授業で紹介された別の商品も見つけたい」と話した。

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