給水支援に住民感謝 清水港に大型巡視船 清水海上保安部

 断水が続いている静岡市清水区では、26日も区内各地で給水支援が行われた。

横浜海上保安部から大型巡視船の派遣を受けて行われた給水支援活動=26日午後、静岡市清水区日の出町
横浜海上保安部から大型巡視船の派遣を受けて行われた給水支援活動=26日午後、静岡市清水区日の出町

 清水海上保安部は横浜海上保安部所属の大型巡視船「いず」を派遣し、計約520トンの給水支援を行った。同巡視船が清水港に災害派遣として訪れたのは東日本大震災以来。50台以上の車が開始前から列を作り、ドライブスルー方式で給水した。諏訪部正人さん(60)は「近くの給水所が終わっていたから来た。ありがたい」と感謝。清水海上保安部の戸田陽一部長は「水道が復旧するまでの間は続けていきたい」と意気込んだ。
 国土交通省清水港湾事務所は港湾業務艇で御前崎港から清水港へ備蓄用飲料水を海上輸送した。同港で合計約1350リットル分のペットボトル入り飲料水を配布した。
 祖父や妹と飲料水を受け取った清水南高3年の水上想さん(17)は「トイレやお風呂の生活用水は給水所でなんとかなっている。飲料水の配布は貴重」と話した。

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