JR東海リニア試乗会 最高時速500キロの走行披露 山梨実験線

 JR東海は5日、リニア中央新幹線の報道関係者向けの試乗会を山梨県の山梨リニア実験センターで開いた。2020年に投入した最新型「L0(ゼロ)系改良型試験車」の開発状況などを説明し、最高時速500キロの走行を披露した。

報道関係者向けに試験走行を披露したリニア中央新幹線の最新型車両=5日午後、山梨県の山梨リニア実験センター
報道関係者向けに試験走行を披露したリニア中央新幹線の最新型車両=5日午後、山梨県の山梨リニア実験センター
報道関係者が試乗したリニアの車内。左上のモニターに時速500キロと表示されている=5日午後、山梨県の山梨リニア実験センター
報道関係者が試乗したリニアの車内。左上のモニターに時速500キロと表示されている=5日午後、山梨県の山梨リニア実験センター
報道関係者が試乗したリニアの車内=5日午後、山梨県の山梨リニア実験センター
報道関係者が試乗したリニアの車内=5日午後、山梨県の山梨リニア実験センター
報道関係者向けに試験走行を披露したリニア中央新幹線の最新型車両=5日午後、山梨県の山梨リニア実験センター
報道関係者が試乗したリニアの車内。左上のモニターに時速500キロと表示されている=5日午後、山梨県の山梨リニア実験センター
報道関係者が試乗したリニアの車内=5日午後、山梨県の山梨リニア実験センター

 時速150キロを超して地上から浮上すると、約3分かけて500キロまで加速した。半径8千メートルの曲線を速度を保ったまま走行し、安定性をアピールした。着陸時は振動があり、同社は快適性の向上へ改良を続けているとした。
 品川-名古屋間の27年開業を目指す同社は、工事に伴う大井川の流量減少問題などで静岡県との協議が難航している。
 中央新幹線推進本部の生田元副本部長は流域住民の理解を求めるため、大井川の水資源を守る取り組みを紹介するパンフレットを作成したと説明。南アルプスの生態系への影響を議論する国土交通省専門家会議にも真摯(しんし)に対応する姿勢を示し「できるだけ早く名古屋まで完成させたい」と述べた。

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