「交通事故専門士」養成へ対応法指導 浜松・南区のNPOが講習会

 NPO法人ジコサポ日本(小楠健志理事長)はこのほど、交通事故時の適切な対応をアドバイスする同法人認定資格「交通事故専門士」を養成する講習会(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市南区の本部事務所で開いた。

交通事故対応をアドバイスできる専門士の養成講習会=浜松市南区のNPO法人ジコサポ日本本部事務所
交通事故対応をアドバイスできる専門士の養成講習会=浜松市南区のNPO法人ジコサポ日本本部事務所

 同法人理事の石黒篤さんが講師を務め、弁護士監修のプログラムに沿い、法律や治療、修理、保険の分野で身につけておくべき知識や対応方法を指導した。警察への連絡や記録を残すといった事故直後の対応、けがの治療時の留意点、保険の種類や特徴などを解説。受講した市内の自動車整備工場の経営者らが、顧客から実際に受けた相談を踏まえて質問する姿が見られた。
 2013年に交通事故専門士の資格を創設後、これまでに全国で一般や自動車関連職種など約1700人を認定した。小楠理事長は「誰もが事故に遭う可能性がある。知識を習得して備え、周りで困っている人の助けになってほしい」と呼びかけた。
 講習会は来年3月にも対面形式で開くほか、オンラインで随時実施している。問い合わせは同NPO法人<フリーダイヤル(0120)307173>へ。

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