静岡地裁・家裁と地検を学生ら見学 法曹三者の役割理解 法の日イベント

 静岡地・家裁と静岡地検、県弁護士会は5日、法の日(1日)の記念イベントとして、法廷などの見学会を企画した。学生ら16人が地裁と家裁、地検を巡り、法曹三者の役割について理解を深めた。

法廷で刑事裁判官から心掛けなどを聞いた見学会。法壇にも上がり、記念撮影した=静岡市葵区の静岡地裁
法廷で刑事裁判官から心掛けなどを聞いた見学会。法壇にも上がり、記念撮影した=静岡市葵区の静岡地裁

 地裁では、刑事裁判を担当している国井恒志、岡部紗奈子両裁判官から裁判所の役割や特徴、普段の心掛けについて説明を受けた。
 積極的に質問を重ねた。「裁判官に向いている人は」との問いに対して、国井裁判官は「チームで仕事ができるかどうか。裁判は多くのスタッフに支えられて行われている」と回答。判事補として今年着任した岡部裁判官は「弁護士になろうと思っていたが、司法修習を通じて、より広い視点で物事を解決する点にやりがいを感じて志望した」と語った。
 地検では庁舎内を見学したほか、弁護士から仕事内容を学んだ。
 (社会部・佐藤章弘)

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