社会問題解決策を議論 静岡大、地域と連携プロジェクト

 静岡大未来社会デザイン機構は8日、地域や企業との連携を深めるプロジェクト「チャレンジ2030」のキックオフミーティングを同大で開いた。

将来に向けて解決したい社会問題などを紹介する参加者=静岡市駿河区の静岡大静岡キャンパス
将来に向けて解決したい社会問題などを紹介する参加者=静岡市駿河区の静岡大静岡キャンパス

 教職員や学生ら約15人が参加し、それぞれ将来に向けて解決したい社会問題や取り組みたい活動を紹介。テーマは過疎地の農業振興や女性の活躍推進など多岐にわたり、参加者同士で解決策を議論した。出された意見はプロジェクトの具体的活動に生かしていく。
 同大は同プロジェクトの一環で2020年12月から、松崎町の地域活性化に携わっている。ミーティングに参加した同町の深沢準弥町長は「課題山積の過疎自治体にとって、大学の知見を生かせるのは大きい」と語る。
 副機構長の竹之内裕文農学部教授は「大学が一体となり、社会のパートナーを目指して活動していきたい」と述べた。

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