静岡の小山さん 沼津牧水賞一席 短歌大会
沼津市と縁のある歌人若山牧水を顕彰する第69回沼津牧水祭短歌大会がこのほど、市立図書館で開かれた。識者による講演や全国から寄せられた作品の表彰などを行った。
作品は100首が寄せられ、沼津牧水賞一席には小山弘子さん(静岡市)の「切りすぎた髪に大泣きせし吾子を夏空におき黐(もち)の木を伐る」が選ばれた。
第26回若山牧水賞を受賞した黒瀬珂瀾(からん)さんが講演し、明治期に一時代を築いた牧水とコロナ禍をテーマにした一般人からの短歌の作品を紹介した。
主な入賞作は次の通り。
沼津牧水賞二席 菅野隆江(沼津市)▽三席 岸浩子(熱海市)▽選者賞 園部淳(愛媛県松山市)藤井重行(山口県宇部市)鎌田博文(北海道帯広市)松田容典(和歌山市)山内文江(静岡市)楢原もか(沼津市)湯山昌樹(小山町)