雲見復興願う花火 松崎、水上に450発

 松崎町夏まつり実行委員会は8日夜、8月に台風8号の影響で浸水被害などに遭った同町雲見地区の海岸で花火大会を開いた。地域住民や宿泊客約300人は夜空を彩る花火を見上げ、一日も早い復興を願った。

秋の夜空を彩る花火=松崎町雲見の雲見海岸(多重露光で撮影)
秋の夜空を彩る花火=松崎町雲見の雲見海岸(多重露光で撮影)

 新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催を8月に予定していたが、台風の影響で延期となっていた。同地区は現在も、宿泊施設30軒のうち被害が大きかった6軒の営業が再開できていない。
 観客は次々と打ち上がる花火や海面で開花する水上花火450発を楽しんだ。東京都の会社員大出有志さん(55)は「台風の被害を受けたと知り、心配だった。泊まりに来て花火も見ることができて良かった」と話した。

 

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