校舎建設現場見学 水道整備体験も 浜松可美小6年生

 浜松市はこのほど、建設業の将来の担い手確保を目的に、「建設業のキャリア講座」を南区の可美小で開いた。6年生約130人が建設業の魅力について学んだほか、校内で工事が進む新校舎の建設現場を見学した。

コンクリート作り体験をする児童=浜松市南区の可美小
コンクリート作り体験をする児童=浜松市南区の可美小

 新校舎の工事現場で働く3事業所の職員らが講師を務めた。児童は業界の人材不足の問題や工事の進ちょく状況の説明を受けたり、電気配線作業や水道整備を体験したりした。
 コンクリート作りでは、適量の砂にセメントと水を2対1の割合で混ぜて作った建築材料のモルタルを、ビーズの入った手のひらサイズのカップに流し込んで小さな置物を作った。初めて工事現場に入ったという白井勢那君(12)は「毎日、こんなに多くの業務をこなしているのがすごい」と驚いていた。

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