地域の自然や伝統学ぶ 浜松・水窪中 青崩峠や足神神社訪問

 浜松市天竜区水窪町の水窪中1年生4人は11日、総合的な学習の一環として地元の青崩峠や足神神社を訪れ、水窪地区に根付いた魅力ある自然や伝統文化について学んだ。

NPO法人「山に生きる会」の説明を聞き、青崩峠の歴史や生育する植物を学ぶ生徒=浜松市天竜区水窪町
NPO法人「山に生きる会」の説明を聞き、青崩峠の歴史や生育する植物を学ぶ生徒=浜松市天竜区水窪町

 地域のNPO法人「山に生きる会」が同町と長野県飯田市との県境にある青崩峠を案内し、戦国時代の歴史や周辺で生育する植物を説明。特有の強い風が吹く中、生徒は真剣に話を聞いた。足神神社では守屋治次宮司が国指定重要無形民俗文化財「西浦の田楽」を紹介し、約1300年続く伝統文化の大切さを伝えた。
 1年生の高木美音(みお)さん(13)は「(初めて峠を登り)景色がきれいで楽しかった。西浦の田楽を知ることで、地元を誇らしく感じた」と振り返った。
 (水窪支局・大沢諒)

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