静岡、山梨、長野 交流ルーツ探る 静岡県立美術館で文化財展

 静岡県は11月5日まで、山梨、長野の両県と連携し、「山の洲(くに)文化財交流展 富士山をのぞむ人類の登場と縄文芸術」を静岡市駿河区の県立美術館県民ギャラリーで開いている。観覧無料。

山梨県の縄文土器が並ぶコーナー=静岡市駿河区の県立美術館県民ギャラリー
山梨県の縄文土器が並ぶコーナー=静岡市駿河区の県立美術館県民ギャラリー

 本県の旧石器時代の石製装飾品や落とし穴の断面、山梨県の芸術性豊かな縄文土器や土偶、長野県の黒曜石など約計300点の文化財を展示している。
 日本列島に人類が出現した時期の長野県産の黒曜石や、山梨県を中心に出土する縄文土器が本県でも出土していることを紹介。富士山周辺地域における歴史文化や交流のルーツを探ることができる。
 23日午後2時から、星くずの里たかやま黒曜石体験ミュージアム(長野県)の学芸員大竹幸恵さんによる講演会を開催する。定員100人で、聴講希望者はファクスまたはメールで申し込む。問い合わせは県文化財課<電054(221)2554>へ。

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