SDGsの取り組み紹介 山小屋とふとん店の経営者が講座 富士宮・大宮小

 富士宮市立大宮小でこのほど、富士山頂の山小屋「頂上富士館」と同市宮町の「宮崎ふとん店」を営む宮崎哲也社長を招いた講座が開かれた。総合学習の一環でSDGsをテーマに学ぶ6年生約60人が参加し、地域に根付く専門店の強みを生かしたSDGsの取り組みや、富士登山に欠かせない山小屋での仕事内容に理解を深めた。

ふとん店や山小屋での取り組みを紹介する宮崎さん=富士宮市立大宮小
ふとん店や山小屋での取り組みを紹介する宮崎さん=富士宮市立大宮小

 同市の富士山SDGs推進パートナーに登録した同ふとん店。宮崎社長は「SDGsの根本はもったいないという日本の考え方」と指摘。体形に合ったオーダーメード枕の販売やメンテナンス、羽毛リフォームなど、商品を長く使ってもらうことで寝具ごみを減らす取り組みを説明した。
 山小屋については山頂生活のほか、入山料や環境配慮型トイレなど富士山を守る取り組みを紹介した。山小屋とふとん店、二つの事業について「全然違う仕事だけど、私にとっては一つの家業。一つでも多くの笑顔をつくれる企業を目指したい」と思いを語った。

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