創設者の江原素六翁 遺徳をしのぶ 東京・

 明治時代、静岡県東部の産業や教育振興に尽力した江原素六翁(1842~1922年)が創設した麻布中(東京都港区)の1年生約300人が13日、沼津市駿河台にある素六翁の墓地を訪れ、遺徳をしのんだ。

江原素六翁の墓石に水をかける生徒=沼津市駿河台
江原素六翁の墓石に水をかける生徒=沼津市駿河台

 22年から始まった墓参は同校の恒例行事で、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。墓前祭には、地元顕彰会の会員や頼重秀一市長、素六翁のひ孫の江原素有さんらが参列した。生徒の代表が墓石に水をかけ、墓前に花を手向けた。
 同校の平秀明校長は、生徒が素六翁の功績を学んできたと墓前で語りかけ、「勉学にいそしみ、精進していく」と誓った。
 生徒は素六翁の功績などを展示する市明治史料館も訪れた。

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