家康ゆかりの名所 児童が音声ガイド作成へ 全4回講座

 来年の大河ドラマ「どうする家康」の放送に向けたキッズアカデミー「徳川家康と浜松の歴史を学んでガイドさんになろう!」(静岡銀行、浜松いわた信用金庫、遠州信用金庫、JAとぴあ浜松主催)が16日、浜松市役所で開講した。市内の小学4~6年生ら51人が来年1月末まで全4回の講座に取り組み、浜松城周辺の家康ゆかりの名所を紹介する観光客用音声ガイドを作成する。

江戸時代の浜松城周辺の地図を見ながら説明を受ける児童=浜松市役所
江戸時代の浜松城周辺の地図を見ながら説明を受ける児童=浜松市役所

 作成する音声ガイドは鎧(よろい)掛松や石垣、本丸、天守閣、二の丸御殿など17カ所分。3人一組で1カ所ずつ担当し、紹介する文章を自分たちで考えた上で音声収録に臨む。最終講座では各名所で実際にガイド役も務める。音声ガイドはスマートフォンを利用したシステムで、観光客が活用できるように整備する。
 初回は児童が家康や浜松城周辺の歴史について学んだ。市の鈴木一有生涯学習担当課長が講師を務め、城周辺の江戸時代の地図を用いたり、浜松城公園を散策したりしながら、歴史や各名所について説明した。
 子供たちの郷土愛を育み、観光振興にもつなげようと、浜松地域の金融機関が連携して企画。市などが進めている「Yes!家康プロジェクト 浜松」の一環として開催した。

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