浜松街中で歴史やグルメ 「まちあるき博」試行スタート

 浜松市中区の中心街の歴史や文化、グルメを楽しむ「浜松まちあるき博覧会」(同連絡会主催)がこのほど、試験的に始まった。初回は同区肴町の乾物店「丸喜屋商店」で、家康風雑煮をつくるワークショップを開いた。

おいしいだしの取り方を学ぶ参加者=浜松市中区肴町の丸喜屋商店
おいしいだしの取り方を学ぶ参加者=浜松市中区肴町の丸喜屋商店

 同店の三浦京子さんが、かつお節や昆布を使っただしの取り方を解説した。枯れ節と呼ばれるかつお節や、シイタケで取っただしを使って徳川家康が好んだとされる質素な雑煮を調理した。参加した市民6人は、だしの味見を繰り返しながら調理法を学んだ。
 同連絡会は浜松まちなかにぎわい協議会、浜松・浜名湖ツーリズムビューロー、浜松商工会議所でつくる組織。来年の大河ドラマの放送に向けて街中の魅力を伝える企画を検討している。古風な建物を巡るツアーや、ギョーザを食べ歩く企画を本年度は試験的に行い、来年度に本格開催する計画を立てる。
 次回、浜松まちなかにぎわい協議会が11月9、12の両日に開く「浜松まちなかレトロスポット巡りフォト撮影ツアー」の参加者を募集している。

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