校舎にデジタルアート 光の万華鏡世界へ 「後輩の思い出に」静岡英和女学院中・高の卒業生菱田さん
静岡市葵区の静岡英和女学院中・高で19日夜、壁などに映像を投影するプロジェクションマッピングの技術を活用したデジタルアートのイベントが開かれた。同校卒業生で宝塚大4年の菱田友里佳さん(21)らが「後輩たちの思い出になれば」と企画。中庭の校舎が光の世界に包まれた。
菱田さんは所属するゼミの仲間に協力してもらい、3月から準備。プロジェクションマッピングで4枚の絵を重ね合わせ、万華鏡の世界を表現した。校舎を背景に360度のデジタルアートを映し出した。吹奏楽部18人は「アナと雪の女王メドレー」など2曲を披露。生徒や保護者ら約200人の来場者が光と音の調和を楽しんだ。
菱田さんは「こんなに多くの人が足を運んでくれるとは思っていなかった。恩師や後輩に見てもらえてうれしい」と笑顔を見せた。大橋邦一校長は「未来を感じたプロジェクションマッピングだった」と感動を口にした。