ポンプ車中継確認 伊豆の国市消防団が放水訓練

 伊豆の国市消防団は23日、駿東伊豆消防本部第2方面本部田方中、田方北の両消防署の協力を得て、ポンプ車の中継訓練を同市の狩野川河川敷で行った。

ポンプ車を中継して放水する消防団員ら=伊豆の国市の狩野川河川敷
ポンプ車を中継して放水する消防団員ら=伊豆の国市の狩野川河川敷

 狩野川から約100メートルの距離をポンプ車3台とホースでつないで火元に放水するとの想定で、団員と署員計126人が参加した。団員は署員から指導を受けながら水圧の調整や無線でのやりとりの手順を確かめた。ホースの構造やポンプ車の配置場所などをテーマにした座学も行った。
 荻野一義団長は「入ったばかりの団員もいる。実践的な訓練を行い、実際の火災時は消防署と協力したい」と話した。今井将一朗本部長は「消防署だけでは人員や機材の数に限界がある。大きな災害になればなるほど地元の力は必要」と連携の重要性を述べた。

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