静高柔道部OB会130年記念 中高生らと合同練習

 静岡高柔道部OB会はこのほど、同部の創立130年を記念した合同練習会を静岡市葵区の同校で開いた。指導者や中高校生など64人が乱取りや打ち込み稽古に汗を流した。

乱取りや打ち込み稽古をする生徒=静岡市葵区の静岡高
乱取りや打ち込み稽古をする生徒=静岡市葵区の静岡高

 技術向上を目的に、実戦を意識した打ち込みや寝技の稽古に取り組んだ。参加者には記念誌も配布した。
 同校柔道部は、旧制静岡中時代の1891(明治24)年に創立した「柔克会」が前身。現在は部員が3人のため、練習に限界があるという。
 石田康次朗部長(16)=2年=は「このような機会をつくってくれてうれしい。次の大会に生かしたい」と声を弾ませた。望月敏男会長(78)は「稽古は心身の鍛錬。本気で臨むことの大切さを感じてもらいたい」と話した。
 合同練習会は新型コロナウイルス感染拡大のため、開催を1年延期した。
 (社会部・天羽桜子)

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