浜松市の児童らブラジル選手へ手紙 東京五輪・パラのホスト相手国

 浜松市内の3小学校の児童らが東京五輪・パラリンピックのホストタウン相手国となったブラジルの選手団に向けて手紙をしたためた。選手団に届けてもらおうと、各校の代表が26日、市役所を訪れ、今月末から同国を訪問する鈴木康友市長に手紙77通を託した。

鈴木市長(左から2人目)にブラジル選手団への手紙を託した山崎さん(左)、タニグチ君(右から2人目)、山下君=浜松市役所
鈴木市長(左から2人目)にブラジル選手団への手紙を託した山崎さん(左)、タニグチ君(右から2人目)、山下君=浜松市役所

 市内4大学でつくる「浜松スポーツ教育大学連携協議会」がレガシーの一環として企画。採火式やリモート交流会などを通じて選手団と関わりが深かった相生(中区)、萩丘(同)、井伊谷(北区)の3校が協力した。
 手紙の内容は、浜松の紹介や選手へのエール、学校で取り組んでいるSDGs(持続可能な開発目標)の活動などさまざま。ポルトガル語で書いたり、バイクやウナギのイラストを添えたりと、思い思いに作成した。
 市役所を訪れたのは、相生小6年時に採火式に参加した東部中1年の山崎拓己さんや萩丘小6年のタニグチ・ルーカス君、井伊谷小5年の山下翼君の3人。手紙を受け取った鈴木市長は「しっかりと届けてきます」と笑顔で約束した。
 鈴木市長は同国パラリンピック委員会とレガシー協定を締結するため、11月初旬まで同国を訪問する。協定締結のセレモニーなどで同委員会などに手紙を渡す予定という。

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