高根城の魅力学ぶ 浜松観光ボランティア
浜松市の浜松観光ボランティアの会は27日、ガイド研修の一環として、同市天竜区水窪町の「高根城跡」を訪れた。参加した同会中ブロックの会員19人は、高根城の歴史や特長を学んだ。市などによると、同城は南北朝時代の応永21(1414)年に築城され、後に武田信玄が自軍の拠点として改修した。山や川に囲まれた地形を生かした攻めにくい城だったと推測されている。
同町のみさくぼ観光ボランティアガイドの会が参加者を案内し、復元された堀や井楼櫓(せいろうやぐら)を巡った。参加した堀内映(うつる)さん(70)は「(高根城は)信州側の動きを監視する役割があったと思う。実際に現場へ来ることで理解が深まった」と充実感を得ていた。