友好深化へ協定 浜松市とブラジルパラ委員会 サンパウロで締結

 浜松市は31日(現地時間)、ブラジルパラリンピック委員会(CPB)と東京パラリンピックのレガシー協定を締結した。同国を訪問中の鈴木康友市長がミザエル・コンハード会長と協定書を交わし、友好関係の強化に期待を寄せた。

協定書を交わした鈴木市長(左)とミザエル会長=ブラジル・サンパウロ市内(浜松市提供)
協定書を交わした鈴木市長(左)とミザエル会長=ブラジル・サンパウロ市内(浜松市提供)

 協定書締結式はサンパウロ市内のCPB事務所で行った。鈴木市長は「事前合宿を通じ、共生社会に対する市民意識が高まった。協定を機に、互いの友好関係をさらに深め、共生社会の実現に取り組みたい」と語った。
 協定書は、浜松市はCPBや関連団体が市内で大会前の事前合宿を行う際、宿泊施設や練習会場などを無償提供し、CPB側は市民との交流イベントへの参加や大会後のオンライン結果報告会の開催に努める―との内容。
 市はブラジルの共生社会ホストタウンに認定され、事前合宿でパラリンピック選手団の14競技388人を受け入れた。現地時間の3日には同国オリンピック委員会とも協定を締結する。

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