小山町 川野選手(競歩)に第1号スポーツ特別賞 世界陸上で銀

 小山町は3日までに、7月の世界陸上男子35キロ競歩で銀メダルを獲得した同町出身の川野将虎選手(24)に町スポーツ特別賞を贈った。2021年3月に制定した町スポーツ振興条例に基づく初めての顕彰。

小山町スポーツ特別賞の顕彰状を手にする川野選手=埼玉県内
小山町スポーツ特別賞の顕彰状を手にする川野選手=埼玉県内

 町内に本社を置く「EN(エン)ボード」が手掛けたパーティクルボードにレーザープリントした顕彰状と町内産の御殿場コシヒカリを、町の担当職員が埼玉県内の練習拠点に届けた。
 川野選手は「第1号で受賞でき大変うれしい。今後とも少しでも元気と勇気を与える姿をお見せできるよう取り組む」とコメントした。2023年世界陸上や24年パリ五輪に向けて練習を続けているという。町スポーツ特別賞は五輪・パラリンピックや世界選手権などで入賞した町ゆかりの人を対象としている。池谷晴一町長は、川野選手の活躍が「町民に一体感を創出してくれる」と話した。「パリ五輪や世界陸上で金メダル獲得を実現してほしい」と期待を込めた。
 町は顕彰状のレプリカを町役場正面入り口に展示している。11月末まで。

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