車いすに試乗 ユニバーサルデザイン学ぶ 浜松・佐藤小児童
浜松市中区の佐藤小はこのほど、東京パラリンピックで銅メダルを獲得した車いすラグビーの池崎大輔選手による出前講座を開いた。地元企業からユニバーサルデザイン(UD)を学ぶ市主催の講座の一環。
池崎選手は、橋本エンジニアリング(浜北区)の世界最軽量の車いすを愛用しているという。講演で自身の四肢が徐々にまひしてきた過去を説明し、「困難を乗り越えないと成長できない」「困ったら周囲の人に助けを求め、周りで誰かが困っていたら助けてあげてほしい」などと呼びかけた。4、6年生約100人は講座後、車いすの試乗体験もした。
4年生の内藤祐聖君(10)は「困っている人がいたら声をかけて助けたい」と話した。