避難所想定し宿泊訓練 間仕切り設置や炊き出し実践 浜松・雄踏中

 浜松市西区の雄踏中1年生145人が10日から1泊2日の日程で、避難所生活を模擬体験する「防災宿泊訓練」を校内で行っている。市の「夢育やらまいか授業」の一環。初日は避難所で使用するパーティション(間仕切り)の組み立てや炊き出しを実践した。

段ボールで寝床を作る生徒=浜松市西区の雄踏中
段ボールで寝床を作る生徒=浜松市西区の雄踏中

 自分の命を自分で守る「自助」の力を身につけるのが狙い。教室を災害時の避難所に見立てて、寝床や間仕切りを設置した。各自が持ち寄った段ボールを組み立てたり、敷いたりしてプライベート空間を確保した。
 大霜哲太さん(12)は「間仕切りが倒れないように角の部分を工夫した。自分の作った寝床で眠るのが楽しみ」と話した。
 炊き出しでは、近隣住民のボランティアや企業担当者のアドバイスを受けながら、アルファ米を使ってカレーライスを調理した。
 11日は災害発生時の避難行動について学ぶ講座や消火訓練を予定している。

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