高齢者 交通事故防止学ぶ 静岡市「みのり大学」

 静岡市が社会教育事業として実施する高齢者学級「みのり大学」の城内学級が10日、交通安全教室を同市葵区のアイセル21で開いた。60歳以上の市民約30人が参加し、歩行者の事故防止対策をはじめ、車や自転車の運転マナーについて理解を深めた。

道路横断の疑似体験装置を用いて事故のリスクを体感する参加者=静岡市葵区
道路横断の疑似体験装置を用いて事故のリスクを体感する参加者=静岡市葵区

 静岡中央署交通課の署員と県交通安全協会静岡中央地区支部の交通安全指導員が講師を務めた。参加者は道路横断を疑似体験できるシミュレーション装置「わた郎君」を使い、歩行者と運転手の双方の事故リスクを体感した。雨天や夕暮れ時などそれぞれの状況に応じて、想定される事故の危険性や対策を学んだ。
 交通安全指導員は「日没が早まる冬は反射材などを着用してほしい」と訴えた。車や自転車を運転する際は、日没時間が近づく午後4時ごろにはライトを点灯するように呼びかけた。

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