新静岡セノバ、不審者対応訓練 静岡中央署と連携

 静岡市葵区の商業施設「新静岡セノバ」は15日、静岡中央署と連携して不審者対応の防犯訓練を館内で行った。従業員ら約20人が参加し、110番してから犯人を制圧するまでの流れを実践した。

刃物を持って暴れる不審者を想定した防犯訓練=静岡市葵区の新静岡セノバ
刃物を持って暴れる不審者を想定した防犯訓練=静岡市葵区の新静岡セノバ

 刃物を所持した男が3階フードコートに出没し、来館者1人を襲った-と想定。館内の従業員は来館者の避難誘導と並行しながら負傷者を救助し、緊急時の役割分担や行動を確認した。巡回中の警備員も現場に駆け付け、臨場した警察官とともに刺股や特殊警棒を使って不審者の身柄を取り押さえた。
 訓練後、同署の永田一吉地域課長らが不審者対応の注意点などを解説した。同施設を運営する静鉄プロパティマネジメントセノバ事業部防災センターの望月剛さんは「安全な施設環境を目指し、これからも訓練を重ねて従業員が一丸となって防犯意識を高めていきたい」と述べた。

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