ロボット開発秘話 ものづくりの醍醐味学ぶ 浜松・中区の専門学校

 浜松市中区の浜松未来総合専門学校は16日、企業連携授業を校内で行った。CADデザイン科の約50人がロボット開発の秘話などから、ものづくりの醍醐味(だいごみ)を学んだ。

ロボット開発の秘話を紹介する森さん=浜松市中区の浜松未来総合専門学校
ロボット開発の秘話を紹介する森さん=浜松市中区の浜松未来総合専門学校

 開発現場の生の声を聞き、将来に生かすのが目的。クレープ生地を自動で生成する機械を開発した生産技術者の森啓史さんと、デザイナーの谷雄一郎さんが講師を務めた。
 森さんは商品への付加価値の重要性やロボット産業の可能性を紹介し、「ロボットは常に一緒に仕事をしていく相棒のような感覚で考えると良い」と伝えた。開発段階で、生産技術者とデザイナーの間で意見が食い違うことがあると話す谷さんは「定量的、論理的な正解の基準を事前に決めておくことが大事」との持論を語った。

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