遊休不動産 活用法は エリアリノベーション学ぶ見学会 浜松

 浜松市はこのほど、中区の遊休不動産活用について理解を深める「エリア探索 空き物件見学ツアー」を同区の市中心街で開いた。不動産活用に関心のある市民ら12人が参加し、地域への愛着を持ちながら事業を行う「エリアリノベーション」への理解を深めた。

エリアリノベーションについて学ぶ参加者=浜松市中区板屋町のコミュニティースペース「SOU」
エリアリノベーションについて学ぶ参加者=浜松市中区板屋町のコミュニティースペース「SOU」

 見学に先立って同区のレンタルスペース「SOU」で講義を行った。建築設計事務所リージョン・スタディーズの白坂隆之介社長が、空き家を改修し、長寿命化を図った上で売却する自らの取り組みを解説した。「街を活性化したいという気持ちだけでは事業は進まない。物件や地域としっかり向き合ってほしい」と語った。
 講義後、参加者は同区肴町や紺屋町の遊休物件を見学し、所有者らと意見交換した。

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