小山高生が町に提案「高校生議会」 本番さながら議場で実施 交通安全や観光振興策、当局前向き答弁

 小山町の小山高生徒が町の課題解決策を提案する「高校生議会」がこのほど、町議会議場で開かれた。交通事故防止のため小中高生が身に着けたくなるデザインの反射材製作を求め、町は実現に前向きな姿勢を示した。

小山町の課題解決策を提案する生徒=町議会議場
小山町の課題解決策を提案する生徒=町議会議場

 1~3年生8人が登壇した。観光振興と移動利便性向上を目的としたロープウエー設置、人口増加を目指した若者向け商業施設誘致や夜市開催などを発案した。
 2年の込山千尋さんらは、夜間の交通事故を減らすには反射材の使用率を高めることが有効だと指摘した。小山高で反射材のデザインコンクールを開催し、優勝作品を製品にして配布してほしいと提言した。町の担当部長は「身に着けたくなる反射材があれば普及啓発促進に大きな効果がある。一緒に取り組みたい」と答弁した。
 3年松元愛菜さんが議長役を務め、実際の町議会一般質問と同じ形式で進行した。

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