⚽藤枝MYFC 悲願のJ2へ 創立14年目、2位確定で自動昇格

 サッカーJリーグ3部(J3)は20日、最終節を行い、藤枝MYFCが2位でJ2昇格を決めた。

藤枝―長野 前半、試合後にJ2昇格を決めて喜ぶ藤枝イレブン=20日午後、長野市の長野Uスタジアム(写真部・宮崎隆男)
藤枝―長野 前半、試合後にJ2昇格を決めて喜ぶ藤枝イレブン=20日午後、長野市の長野Uスタジアム(写真部・宮崎隆男)
藤枝―長野 J2昇格を決めてサポーターに感謝する藤枝イレブン=20日午後、長野市の長野Uスタジアム
藤枝―長野 J2昇格を決めてサポーターに感謝する藤枝イレブン=20日午後、長野市の長野Uスタジアム
藤枝―長野 前半、試合後にJ2昇格を決めて喜ぶ藤枝イレブン=20日午後、長野市の長野Uスタジアム(写真部・宮崎隆男)
藤枝―長野 J2昇格を決めてサポーターに感謝する藤枝イレブン=20日午後、長野市の長野Uスタジアム

 藤枝は長野市の長野Uスタジアムで行われた最終節でAC長野パルセイロと0-0で引き分け、今季20勝7分け7敗で自動昇格圏の2位となった。藤枝市をはじめ志太榛原地域4市2町がホームタウンの藤枝は2009年創立で県1部リーグからスタートし、14年目で悲願のJ2昇格を実現させた。

超攻撃的サッカー貫く
 超攻撃的サッカーを貫き、藤枝がJ2昇格を果たした。「90分間、相手陣で攻撃し続けるのが理想」。就任2年目の須藤大輔監督(45)が選手に求めたのは、J3で勝つだけでなく新しいサッカースタイルだった。
 序盤の第6節までは2勝1分け3敗。理想と現実に隔たりがあるように見えたが、6月下旬から6連勝、さらに9、10月は11戦負けなし。勝利を重ねながら、戦う集団として力強さを増していった。
 決してエリートではない“ダイヤの原石”の長所を伸ばし、横山暁之(25)が13得点、久保藤次郎(23)も10得点と才能を開花。J1経験がある鈴木惇らベテランも役割を果たし、チーム一丸で最後までもつれた昇格争いを勝ち上がった。
 J1だった清水と磐田の降格が決まり、来季は県内3クラブがJ2でしのぎを削ることになる。「サッカーの街から魅力を発信し、今の序列を崩したい」。熱い指揮官の下で成長を続ける藤枝の挑戦に期待が集まる。

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