リベンジする気持ち大切 東京五輪競歩「銀」池田選手 母校の浜松・積志小で講演

 浜松市東区の積志小はこのほど、同校卒業生で昨年の東京五輪陸上男子20キロ競歩銀メダリストの池田向希選手(24)の講演会を校内で開いた。5、6年の約270人が池田選手の指導で競歩を体験したほか、先輩の経験談に耳を傾けながら将来の目標について考えた。

池田選手(右)と一緒に競歩を体験する児童=浜松市東区の積志小
池田選手(右)と一緒に競歩を体験する児童=浜松市東区の積志小

 池田選手は、恩師の勧めで競技を始めた高校2年の頃の様子や、五輪で銀メダルを獲得した瞬間の達成感などを振り返った。児童からの「続ける秘訣(ひけつ)は何か」との質問には、「負けた時の悔しさをリベンジする気持ちに変えると良い」などとアドバイスした。
 親戚に勧められて始めた空手を今も続けているという久米麻彩優(まあや)さん(12)は「誰かに勧められたことでも、最後まで続けることが大切だと分かった。空手を頑張りたい」と声を弾ませた。

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