脱炭素へ国内外の若者が意見交換 浜松開誠館中・高 気候変動自分ごとに

 浜松市中区の浜松開誠館中・高は26日、国内外の若者で気候変動対策について話し合う「小中高全世界気候サミット」をオンラインで開いた。生徒はディスカッションなどを行い、脱炭素社会の実現に向けて意見交換した。

脱炭素社会に向けて話し合う生徒=浜松市中区の浜松開誠館
脱炭素社会に向けて話し合う生徒=浜松市中区の浜松開誠館

 同校生徒の実行委員会が主催し、今年で2回目。同校のほか、磐田市立竜洋中、長野、愛知両県、モンゴルの3校が参加した。
 「私たちはどんな未来を生きたいか」をテーマにした議論では、気候変動を自分ごととして考えてもらう方法や理想の地球環境について意見を述べた。
 欧州で相次いでいる名画を標的にした活動家の抗議活動の話題にも触れ、「環境問題に関心を集めるため、芸術品にトマトスープをかけても良いのか」との問いに対し「そこまでせざるを得なかったほど切迫しているのでは」と述べ、環境問題の深刻さを表現した。
 高校2年の三輪アロンさんは「仲間内だけでは出てこない貴重な意見も出た。これからも環境問題について考えたい」と話した。

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