浜松市長選 鈴木市長、中野氏を全面支援 「最もふさわしい」

 任期満了(2023年4月30日)に伴う来春の浜松市長選に出馬せず、退任意向を明らかにしている鈴木康友市長は29日の定例記者会見で、無所属での立候補を表明した前総務省都道府県税課長の中野祐介氏(52)=同市出身=について「政策の継続性という点で、最もふさわしい後継候補」と述べ、全面支援する考えを示した。

中野祐介氏
中野祐介氏

 鈴木市長は数日前に市内で中野氏と面会し、注力した施策や市の現状を伝えたと明かした。その上で、行財政改革や財政健全化、企業誘致、デジタル化推進などを挙げ、「順調に進めてきた施策については継承していただけるという感触を得た。政策づくりなどで役に立てることは協力したい」と述べた。
 中野氏を擁立した自民党や市内経済界の一部からは内々に支援の要請があったといい、中野氏側から依頼があれば、応援演説なども行う意向を示した。
 同市長選で、これまでに出馬を表明したのは中野氏だけで、共産党が対抗馬擁立を検討している。

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