スポーツ通じ多様さ理解 静岡聴覚特支学校と大河内小児童 「リアル野球盤」で交流

 静岡市は29日、子どもたちのスポーツへの関心を高め、障害者への理解を深めてもらおうと「スポーツ交流会」を駿河区の静岡聴覚特別支援学校で行った。同校と葵区の大河内小の児童約30人が、ニュースポーツ「リアル野球盤」を楽しんだ。

手作りの道具で「リアル野球盤」を楽しむ児童=静岡市駿河区の静岡聴覚特別支援学校
手作りの道具で「リアル野球盤」を楽しむ児童=静岡市駿河区の静岡聴覚特別支援学校

 両校の3、4年生でつくる実行委員会が7月からオンラインで打ち合わせを重ねて準備。同特別支援学校の児童は交流会の運営、大河内小の児童はリアル野球盤で使う道具作りを担当した。
 リアル野球盤は、卓上で行う野球盤のルールを使い、実際に人が広い空間で行う。児童らは手作りバットを振り、赤、青、黄、無色の得点が書かれたペットボトルを狙って打球を放った。ホームランの赤色ペットボトルにボールが当たると手を上げて喜んだ。
 大河内小4年の望月海岳さんは「準備が大変だったけど、楽しかった」と声を弾ませ、同特別支援学校4年の尾内陽和さんは「大人数でできてうれしい」と笑顔を見せた。

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