女性が働きやすい建設業界へ 静岡市駿河区で講演会

 静岡市は29日、女性が働きやすい建設業界を目指して「建設業女性技術者講演会」と意見交換会を同市駿河区で開いた。日本セルフエスティーム普及協会(東京都)の須田彩さんが、自己肯定感をテーマに講演した。

自己肯定感をテーマに講演する須田さん=静岡市駿河区
自己肯定感をテーマに講演する須田さん=静岡市駿河区

 女性ならではの悩みや情報共有の場をつくり、女性技術者のネットワークを構築することが目的。建設業関係者約60人が参加した。
 須田さんは建設業に従事していた自身の経験から、女性技術者自身にも「建設業は男性が中心」という思い込みがあると言及。風通しの良い職場にするためには「無意識の思い込みをなくして、自己肯定感をあげる必要がある」と強調した。
 講演会後はグループに分かれて、建設業界に入ったきっかけなどについて意見交換した。
 市によると、4月時点で市内の建設業に従事する女性技術者は57人で、全体の7・6%と低い割合だという。

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