依田勉三の功績 パネルや書籍並ぶ 松崎で展示会
松崎町文化協会は17日まで、北海道の十勝平野開拓に貢献した同町出身の依田勉三の功績を紹介する展示会「ありがとう勉三さん」展を同町大沢の旧依田邸で開いている。開拓団「晩成社」を率いた依田勉三の業績を説明するパネルや書籍を飾る。
開拓が始まり今年で140年の節目を記念して企画した。姉妹都市・帯広市の学校法人「帯広葵学園」が提供した資料が並ぶ。同法人の園児が、同町伝統の「なまこ壁」の建築材・しっくいを使って制作した「光る泥団子」も紹介する。
同学園の上野敏郎理事長(75)は「松崎とは切っても切れない縁がある。依田勉三の功績を振り返るきっかけにしてもらいたい」と話した。