被災地の今理解深める 沼津・桐陽高生 福島で研修
桐陽高(沼津市)の普通コース1年生93人がこのほど、福島県の東日本大震災の被災地を訪ねる「福島研修」に取り組んだ。被災者との交流や河津桜の記念植樹などを行い、被災地の現状や防災に関して理解を深めた。
研修は1泊2日で行った。生徒は東京電力福島第1原発事故の影響で立ち入りが制限されている富岡町を車窓から視察。広野町では、駅周辺に桜の木を植樹し住民との交流会を開いた。地震発生当時の体験や震災後の生活について聞き、意識を高めた。生徒はお礼に沼津市特産の干物を贈った。
被災地への訪問研修は2013年から毎年実施。寄贈した河津桜と干物の購入には、生徒が集めたアルミ缶の売却益などを充てた。