販路拡大策の成果発表 静鉄と菊川市 若手が9月から研修 事業者の課題解決へ実践

 静岡鉄道(静岡市葵区)と菊川市はこのほど、若手社員と若手職員を対象にした研修の成果報告会を菊川市商工会で開いた。参加者が4班に分かれ、実践した市内4事業者の商品の販路拡大策を報告した。

研修で実践した販売促進策を発表する若手社員と職員=菊川市商工会
研修で実践した販売促進策を発表する若手社員と職員=菊川市商工会

 社員と職員20人が9月から課題解決型研修に取り組んできた。寝具メーカー「赤堀」の防水敷きパッドの販売促進を目指した班は静岡鉄道の介護施設でモニター調査を実施。敷きパッドを使った介護職員の感想や意見を記載した新たなチラシを制作したり、市内のケアマネジャーの講習会で商品サンプルを展示したりした。
 このほか、キャンプ用品の「アウトリガー」の班はスパイスの販売、カーショップ「アイデア」の班はキッチンカーの稼働率向上、野菜を生産販売する「鈴生」の班は規格外野菜の定期購入サービスの運用に向けた市場調査を行い、それぞれの班が研修を通じた気づきや成果を発表した。

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