2級建築士、全国最年少タイで合格 笹田学園専門学校 18歳の辻村さん 合格率25%、初挑戦で

 浜松市中区の笹田学園デザインテクノロジー専門学校建築学科1年の辻村武蔵さん(18)が全国最年少タイで、住宅など小規模建物の設計を扱える国家資格の2級建築士に合格した。合格率25%前後という試験を初挑戦で突破した。

2級建築士に合格した辻村さん(中央)と佐藤さん(左)、池富さん=浜松市中区
2級建築士に合格した辻村さん(中央)と佐藤さん(左)、池富さん=浜松市中区

 建築の基礎知識を尋ねる1次試験と、設計製図の技術を問う2次試験に合格する必要がある。2020年の建築法改正で、高校などで指定科目を履修すれば、実務経験なしでも、卒業後に受験資格を得ることができるようになった。
 辻村さんは苦手な法規を重点的に勉強したという。将来はバイク販売店経営の夢も持っていて、「整備士の資格などにも挑戦したい」と意気込んだ。
 同校からはほかに、2年の佐藤藍さん(20)、池富諒さん(20)も合格した。
 佐藤さんは「大きなミスなくできたのでよかった」と試験を振り返り、池富さんは「将来は、1級建築士の資格も取ってビルなどを建てたい」と抱負を語った。

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