浜松の幼児教育を視察 カンボジア関係者ら市長訪問

 幼児教育や保育の質向上に向けて浜松市天竜区の社会福祉法人天竜厚生会で研修に取り組んでいるカンボジアの幼児教育関係者らが13日、市役所を訪れ、鈴木康友市長と意見交換した。

来日目的などを説明するカンボジアの幼児教育関係者ら=浜松市役所
来日目的などを説明するカンボジアの幼児教育関係者ら=浜松市役所

 同法人が協力する国際協力機構(JICA)の「草の根技術協力事業」の一環。国やバッタンバン州、教員養成校の関係者ら9人が9~17日の予定で来日し、同法人運営の認定こども園「やまびこ」(同区)で「遊び」を通じた教育や保育などについて学んでいる。
 この日はこのうち、3人が同法人の関係者らと訪問。代表して同国教育青年スポーツ省幼稚園課長のチョン・チエンさんが「研修を通じて幼児教育の重要性が理解できた。経験と知識をカンボジアで生かしたい」とあいさつした。鈴木市長は「浜松で多くの成果を得られることを期待しています」と語った。

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