富士拠点の自転車「レバンテフジ静岡」 若手中心に6選手加入

 富士市が拠点のプロサイクリングチーム「レバンテフジ静岡」は15日、2023年のチーム編成を発表した。国際自転車競技連合(UCI)挑戦に向けて新たに6人を迎え入れ、過去最多の全11人で来季に臨む。育成年代の下部組織「レバンテホープ」から初めてトップチームに昇格させた選手ら20歳前後が多く、若い戦力を鍛えたいチーム思惑も含む。

チームに新たに加わった(左から)床井、ダニエル、山口、村上、夏目、井出の6選手
チームに新たに加わった(左から)床井、ダニエル、山口、村上、夏目、井出の6選手

 下部組織からは、山口瑛志(20)=静岡大3年=と夏目天斗(18)=浜松城北工高出=が昇格した。村上裕次郎(19)=明治大2年=や、チーム初の富士市出身選手井出晃太郎(18)=中央大1年=を含む若手4人に経験を積ませ、数年後の飛躍を促す。
 大阪府のロードレースチーム「シマノレーシング」で実績がある床井亮太(24)、欧州の若手向け大会で好成績を残したダニエル・グルド(22)=デンマーク出身=の2人を即戦力と見込んで迎えた。
 チームは今季、「ジャパンサイクルリーグ」で10チーム中8位に終わった。来季は目標に国内優勝1回、UCI3番目のカテゴリー「コンチネンタルチーム」参加を掲げる。
 二戸康寛代表は「今季の悔しさを巻き返す結果を目指す。11人中9人が県内に生活拠点を置くので、地元へ積極的に存在をアピールする」と展望を述べた。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞