青木教授に最高賞 浜松で高柳賞贈呈式 電子科学研究に功績

 電子科学分野の優れた研究を表彰する浜松電子工学奨励会(浜松市中区)は17日、高柳賞の贈呈式を同区のホテルで開いた。最高の高柳記念賞は、静岡大電子工学研究所の青木徹教授が選ばれた。

表彰状を受け取る青木教授(右)=浜松市中区
表彰状を受け取る青木教授(右)=浜松市中区

 青木教授の受賞理由は放射線画像検出器の実用化への寄与。「検出技術の課題から放射線には未知の領域がある。エネルギー軸を考えて放射線情報学の発展に貢献したい」と話した。
 奨励賞は静岡大の多田哲史准教授と守谷誠准教授、川口昂彦助教、静岡理工科大の東城友都准教授が受賞した。
 高柳賞は世界で初めてブラウン管による映像受信に成功し、「日本のテレビの父」と称される同市出身の高柳健次郎氏の功績をたたえて創設した。1985年度からの受賞者は延べ191人となった。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞