72歳で日本記録更新 マスターズ陸上、やり投げ奮闘 掛川の成田さん

 掛川市下垂木の成田幸二郎さん(72)が11月に神奈川県で行われた第23回東日本マスターズ陸上競技選手権大会のやり投げ種目70~74歳の部で、45メートル56センチを出し、日本記録を更新した。「人生の目標を達成できた。次は自分の記録を破りたい。47メートルを狙えたら」と意欲を見せた。

賞状を持ち、親族に祝福される成田さん=掛川市内
賞状を持ち、親族に祝福される成田さん=掛川市内

 成田さんは大学からやり投げを始め、40歳からマスターズに出場し始めた。日課は2時間の散歩とストレッチ。月に一回、競技場でやり投げを練習している。17日、親族の会で祝福された成田さんは、義理の母下野ゆきさん(88)に結果を報告。「日本一の記録を米寿の祝いにプレゼントしたい」と賞状を見せると、下野さんは「すばらしい結果。幸せいっぱいです」と喜んだ。

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